はぐくみメンバーのねがい①
私は東日本大震災の後、2011年3月15日に東京から身寄りのない神戸に避難してきました。 当時は子どもを守ることに必死で、とにかく西へ西へと車を走らせ、まずは静岡、名古屋、岐阜、そして神戸にたどり着きました。 輪番停電の真っ暗な中を走ってきたので 神戸のハーバーランドの灯りがとても綺麗で、その日の夜に入ったファミレスで人々が普通に食事をしている姿に涙を流しました。ここなら安心できると。 あれから5年が経ちます。 母子避難中に3人目が生まれ、その後 主人の体調不良もあり、我が家は母子避難から家族移住となりました。 二重生活の後に家族移住となってさらに貧困になりました。 主人は体調不良で無職、私は産後で働けず、3人の子ども達を前に途方に暮れていました。 この経験から、今の日本では誰もが急に貧困に陥ることを知りました。 地震、災害、病気、離婚、離職倒産解雇…など様々な要因で。 そんな時、一番親の影響を被るのは子どもでした。 また、両親が共働きで一人で食べている子がいてもわからない世の中になってしまいました。 物が溢れ、豊かになった日本ですが、人々との繋がりやコミュニケーションが希薄となっています。 顔を合わせたお付き合いで、子どもも大人も心地良い居場所があり人々の温かさで心が癒えると明日からの力になることを実感しました。 支えていただいた神戸で、私も神戸の子ども達が神戸の人々が少しでもほっとするような場のお手伝いをしたいと思い、いつかコミュニティ食堂をと考えていました。 そんな時、坂口さん、藤田さん、堀田さん、日野さんとの出会いがあり、若草物語の皆さんと出会えた事で藤田さんのこども食堂をしたい!という思いに賛同し是非お手伝いしたい!と思いました。 先日、流産してしまい改めて命は奇跡だと強く思います。人々との出会いや繋がりを大切に、まだまだ支えていただいている方が大きい私ですが、出来る事から少しずつお手伝いさせていただけたらと思っています。 大人も子どももほっこり笑顔を♪ みんなの居場所を「はぐくみ」たいです☆