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星に願いを

はぐくみ通信編集担当Hです。今日は夏休みです。

と言っても、私の職場は一斉取得ではなく、7月~9月のどこかで5日休める、というものなので、今回は1日休んで、残りはまたどこかで取るのですが…。

ふと小中高のような40日休みだったり、大学のような2か月休みだったり…そんな長期休みがうらやましくなりますね。ヨーロッパの2か月バカンス休暇なども…。

バカンスにはなかなか縁のない人間ではあるけれども、仕事に人生のかなりの部分をささげなければならない日本のちょっと異常な働き方をおもうと、その方が人間らしいよな…と思いつつ(そういう働き方を変えるのが私の本業なのです)。

さて、7月は七夕の月。

七夕はちょっと過ぎましたが、16日のこども食堂来てくれた子どもとお母さんたち、「はぐくみ」スタッフに、せっかくなので七夕の短冊を書いてもらいました。

「ジュウオウライオンになりたい」「キュアマジカルになりたい」。

「かっこいい」「かわいい」「憧れる」そういうものになりたい、ってのいいですねえ。

私の小さいころ・・・なんだったかな~。男の子は戦隊ものか、仮面ライダーだったか…。もう20年以上も前ですからネ。

「戦争がなくなるように」「穏やかに過ごせるように」私も同じ願いです!

夢を現実にするためには本人の強い思いと努力が何より大事。でも、その思いや努力を育てていく「機会」を、いつでも、どこでも、だれにでも、しっかり広げていくことだって大事ですし、それは国や自治体の責務でもあります。

「学費が高い」「学用品も買えない」「満足に食事もとれない」子どもの貧困問題は、子どもたちが健康にはぐくまれる、誰もが当たり前にもつべき「機会」すら平等ではない、憲法で保障されているはずの「生存権」も「学習権」も保障できていないという、あってはならないことの現れです。

先の参院選で「憲法を変える」ことを公約した人たち(もっとも、憲法がほとんど争点にされませんでしたが)が3分の2を占め、今の日本の憲法を変えようと動き出そうとしています。

今の憲法を政治や社会に生かすことなく、むしろ憲法をないがしろにし、憲法からかけ離れた政治をしてきた人たちが、自分に都合のいいように憲法を変えてしまおうとしているようにしか見えません。そして、そういう人たちが政治をしてきた結果が、「こどもの貧困」「若者の貧困」「女性の貧困」「お年寄りの貧困」であったり、働くものの命と健康が脅かされる日本の働き方であったり、富めるものにはさらに富が蓄積され、貧しいものは耐え続けられない増税・負担増で痛めつけ続けられる経済システムであったり・・・とかく「生きづらい」日本社会ではないでしょうか。

憲法というと9条に代表される平和問題や、最近は日本の国の治め方(統治)のあり方がよくクローズアップされますが、「生きる」「学ぶ」「健全に発達する」権利だって、立派な憲法問題です(もちろん、そうした権利を実現する一番の基礎が平和であること、戦争をしないこと、そして、権力を持った人を縛り、個人の人権を保障した民主主義の政治であることは言うまでもありません)。

これまで憲法をないがしろにし続けてきた人たちに、平和や民主主義はもちろん、生存権や教育権など、国民が個人として尊重され、その人らしく健全に発達し、生きていける権利をいいようにさせるわけにはいきません。

「はぐくみ」の公式見解ではもちろんありませんが、私は今の日本の憲法を変える必要など全くないと思っていますし、むしろ憲法を活かした(憲法は守るものではなく、活かすものです)政治にこそ転換すべきであると考えています。

短冊に書かれたすべての願いが、そして、子どもたちがこれから抱いていくであろう夢が、しっかり叶いますように。

ちなみに私は…「よき縁と巡り合えますように」と書きました。

さあ、願いはかなうのでしょうか。

なんだか「そればかりはキミが動かないとダメです。願ってばかりでなくしっかり行動しなさい。人を愛しなさい。」と、神様と上司(よく言われます)からのおしかりの声が聞こえてきそうですが。

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